オーストリアからの最新情報――― 個人的なオリジナルデザイン切手
オーストリア郵便局の新ビジネス? 新サービス?
2004年4月から始めたそうです。今は7月まで試験的にやっているそうです。
あのシュワちゃんもご自分で作られたのか、作らして貰ったか、それともオーストリア国の郵便局首脳陣が率先して作ったのか、、、、、詳しく分かりませんが、シュワちゃんの切手見たことありますか。こちらをご覧下さい。
http://austria.hp.infoseek.co.jp/AusMail_027_1.htm
オーストリアで自分好みの切手を作りませんか? 「一般の人でもご自分の切手を作ることが出来ますよ」という触れ込みなのでしょうが、読者のあなたもオーストリアでご自分の好きな図柄、−−普通は自分の肖像を図柄としていますが、つまりあたかも有名人と同じように切手になってデビュー出来るし、世界中の人たちにご自分のことを印象づけることも出来ます。デザインは実の所、ご自分の肖像、写真である必要はありません。何でも良いのです。
普通、ある国の切手をみると、その国で功労のあった人とか有名人が切手の図柄として取り上げられることがよくありますが、別にあなたが有名人でなくとも、普通の人であったとしてもそうした有名人と同じように席を並べることができるのです。
読者のあなたはいかがですか? 作ってみたと思いますか? 作ってみたと思うでしょう。思わない?
もしお望みの方がいらっしゃいましたら、その旨のメールをわたし宛に下さい。私があなたに代わって申し込んであげますよ。 費用は勿論、あなたもちです。多分いらっしゃらないとわたしは先回りして思っていますが、こうも考えられます。今年の夏はオーストリアに観光に来ることを予定されている方、しかもオーストリア観光の思い出に何かちょっと変わったこと、斬新なことをしてみようか、とか。 記念の思い出としていつまでも思い出せるものを作り残して置きたいとか、そういう風に思っていらっしゃる人にとっては格好の選択肢かもしれません。
切手の大きさ: 縦横 42x35mm図柄の大きさ:(横長の場合)34x21mm
(縦長の場合)27x29mm
ただし、但しであります。
10枚、多くても2、30枚ぐらい作れば良いかな、などと安易に思わないで下さい。
最低でも
200枚!
作る必要があります。それが最低限の注文枚数です。200枚以上の注文でないと精算(生産?)が合わないということなのでしょうか。
さて、200枚作るとしたら、費用は幾らかかるでしょうか。気になります。
切手一枚につき0.55ユーロという値段が付いて印刷されますが、一枚のコストがそうだと言うわけには行かないようですね。だから200枚購入、単純計算で110ユーロとはなりません。これは名目的な、希望的な費用。
現実的な費用、手数料込み(?)で 堂々と発表されております。
346ユーロ2 0セント。日本円に概算すると、4万5千9百円也ですね。
どうしてこんなに?知りません。
換算は 132.57円/ユーロ×346.2=45895.73 円ということになりました。
オーストリアでは誰か自分用の切手を作った人がいるのでしょうか。ちょっと聞いてみようかしらん。ここだけの話。実は、オーストリア当局にメールで問い合わせてみました。答えが返ってきました。4月のはじめから5月のはじめまでの一ヶ月間で 合計約20万枚の個人的な申し込みがあった、と 。 一人当たり最低200枚(200枚以上注文した人もいるかもしれない)注文したとして、多くても1000人からの申し込みがあったことになりますね。
実はこのサービス、お隣の国、ドイツの郵便局でもやっているのですよね。オーストリア郵便局がドイツの郵便局の真似をしたのか、それとも逆か、そういうことを詮索することの意味は余りないのですが、何かとオーストリアとドイツとは比較され、ある時は敵対関係的空気が流れたりします。先回のモーツァルトの件 が良い例ですね。
ドイツのあるサイトを覗いていたら、このドイツ郵便局の切手印刷サービスについてコメントを書いている人がいました。良いアイディアだが、普通一般の一個人にとっては費用が高すぎる! と。全くその通りですね。
これを読んでいらっしゃるあなたは如何ですか。「よし、自分の切手を作ろう!」といった気になります? そういう人はわたし宛にメールを下さい。仲介致しますよ。
勿論、直接ご自分でオンライン注文することも出来ます。こちら↓
http://www.meine-marke.at/
サイトは全部端から端まで、ドイツ語です。英語でも日本語でも解説はされていません。
FAQのページをちょっとを読むと、ユーロ通貨はオーストリア国で発行されようと別のEU加盟国で発行されようと、EU域内ではどこの国でも通用しますが、同じような考え方は切手に関しては通用しないと断っていますね。 そんな質問をしてきた人がいたのですね、多分。当然かもしれませんが、オ ーストリア国でしか通用しないと書いてあります。国外向けの郵便物に貼れないということにはならないでしょう。
日本にいらっしゃるみなさんにはあまり有用ではないかもしれませんね。
要するに、そういうアイディアがあるということをお知らせいたしました。
ところで、日本ではどうでしょうか。日本の郵便局も同じようなこと負けじとやっていますかね。
(15.06.2004)