その一、人物紹介(インタヴュー)
10月13日(木)には今年のノーベル文学賞の受賞者名が明らかにされる。一年前(すなわち、2004年)、オーストリアの女流作家、エルフリーデ・イェリネックがこの栄誉に浴した。
以下はつい最近、オーストリアの新聞に載った、イェリネックとのインタビュー記事です。
vom 08.10.2005
http://www.nachrichten.at/kultur/392008
いまの自分は自由だと感じています
質問:昨年はノーベル文学賞の受賞者でしたね。あなたにとっては全てが気持良くないことだという印象
を受けたのですが、昨年のことについては無視したい思いでしょうか?
イェリネック:賞金と栄誉はもちろんそうではありません。わたしが受賞したことについて色々と周り から反応があったのですが、わたしとしてはそれら反応の殆どを無視したいです。
質問:そうするとポジティヴなことはもう何もないのですか? あなたの本は以前よりも
多くの人たちに読まれるようになりましたし、しかも世界的に知られるようになりました。
イェリネック:それはそうですね。いまは翻訳の仕事も増えています。難しい本の翻訳もです。
質問:当時はショックを受けたかのように公共の場からより一層身を引くようにされましたが、個人的な状況は良くなりましたか?
イェリネック:いいえ、残念ながら以前からあった全てが
強まりました。で結局人間社会から隔離されることになりました。でもそれがそんなに悪いとはわたしは思いません。いまはお陰さまで自分は自由であると感じていますし、全ての義務から解放されました。ノーベル賞の授賞式に参加しなかった後にあっては、わたしはどこへも顔を出す必要
もありません。
(訳者の憶測的なコメント→)彼女が言う「自由」とは?
自分ひとりになって、だれからも相手にされないでいられるという”自由”のことでしょうか。人間との係わり合いが煩わしいと感じていた、感じている彼女のようでもあります。 |
質問:ということは当時の決定については後悔してないのですね?
イェリネック:あれは何らの決定でもありませんでした。
わたしにはそうする他になかったのです。病人は自分では決定できません。
(訳者の解釈→)「決定」とは何のことでしょうかね? 当時の状況を知らないとちょっと判りかねますね。授賞式に参加しなかったこと、それを質問者は彼女
自身の「決定」でそうなったと見ているのでしょう。彼女は当時、病気だったようです、確か |
質問:執筆は今はどのようにいっていますか?
イェリネック:今は自分の好きなことが書けます。金銭上の心配事は消えましたし、全ての義務からも身を引くことができます。つまり仕事にもっと時間が取れるようになりました。たくさん翻訳をしました。現在はオスカー・ワイルドの「理想の良人」を翻訳しています。Schlingensief
シリンゲンズィーフのためにちょっとしたテキストを書きました。彼は今アフリカでご自分のバイロイトでの"パルシファルl"-体験について映画を撮影中です。
それからジャンベンで一気に書いた大戯曲を完成させました。「ウルリーケ・マリア・スチュアート」です。シラーのスチュアート戯曲風にパラフレーズしたものです。
ウルリーケ・マインホーフとグードゥロン・エンスリンを取り扱っています。
質問:その戯曲の演出は誰がしますか?
イェリネック:とにかくニコラス・シュテマンがやるでしょう。ヨーシィ・ヴィーラー
でも期待したいし。そうすればお互いに素敵な対照をなすでしょう。
質問:今年(2005年)のノーベル文学賞はだれが受賞するか、その発表に関心がありますか?
イェリネック:もちろん、ワクワクしながら成り行きを見守ります。この賞はとても素敵なものだとおもいます、というのもkriminologisch
犯罪の犯人を突き止めるかのように進められてゆくからです。発表前には外には何も出てきません。
質問:あなたの後継者にたいして何か忠告はありますか?
イェリネック: わたしに続く受賞者は男性にせよ、女性にせよ、その賞を享受できると良いですね。授賞式は素晴らしいものです。わたしの場合はインターネット
上でその式次第を見ました。がスウェーデン王立アカデミーの事務総長、ホーレイス・エングダールさんの演出は素晴らしかったです。
質問:賞金は投資に回しましたか?
イェリネック:賞金はいつでも引き出せるよう低利の銀行口座に預けてあります。ノーベル賞の賞金は投機目的のためにあるとは思いません。でもお陰さまでミュンヘンにもっと大きなアパートを借りることが出来ました。
(クイズ→)
「賞金」額はどのくらいか、ごぞんじですか?
|
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Elfriede
Jelinek、エルフリーデ・イェリネック、オーストリア
出身の女性作家、1946年、10月20日生。
彼女の名前、聞いたことがありますか。ちょうど一年前、世界中に名が知られるようになりました。彼女の本とかを読んだことがありますか。
さて、ここで昨年の今頃にタイムスリップしてみましょう。
昨年のノーベル文学賞発表の新聞報道記事(ドイツ語)です。
Elfriede Jelinek erhaelt Literatur-Nobelpreis
Stockholm, 07-10-04
Elfriede Jelinek (57) ist die erste österreichische
Literatur- Nobelpreisträgerin.
Dies gab die Königlich Schwedische
Akademie der Wissenschaften am Donnerstag bekannt. Sie wird für
"den musikalischen Fluß von Stimmen und
Gegenstimmen in Romanen und
Dramen, die mit einzigartiger sprachlicher Leidenschaft die
Absurdität und zwingende Macht der
sozialen Klischees enthüllen"
ausgezeichnet.
Jelinek ist damit die zehnte weibliche Literatur-Nobelpreisträgerin
in der Geschichte der Auszeichnung.
(apa) |
報道の新聞記事はそんなに理解し難いとは思われませんでしたが、記事中の引用文、つまり受賞理由を理解するのはちょっと難しく感じた次第でした。文学批評的、抽象的表現になっているからでしょうか(笑)。
まずは、この文。
Elfriede Jelinek (57) ist die erste österreichische
Literatur-Nobelpreisträgerin.
文字通り「直訳的に」訳すと、
「エルフリーデ・イェリネク(57)は最初の、オーストリア人のノーベル文学賞受賞者である。」
でも、この記事を書いた記者は、彼女がオーストリア人女性として初めての受賞だ!!! ということを伝えたいわけですよね。
いや、「オーストリア人として、しかも女性としては、ノーベル文学賞、初めてだ!(バンザイ!!)」と叫びたい所でしょう、おなじオーストリア人として、多分。
オーストリアの女性作家、受賞のニュースを受け取ったご本人とのインタビューでも、「全然予想していなかった」と第一の感想を述べていました。
「でも嬉しい」と。「でも喜びよりも絶望を感じる」とも。でも、でも、とちょっと複雑な心境を吐露していま
した。
他の国の、ノーベル文学賞”女性”受賞者たち
こちら → http://www.almaz.com/nobel/women.html
1909 |
Selma Ottilia Lovisa Lagerlof スウェーデン |
1926 |
Grazia Deledda |
1928 |
Sigrid Undset |
1938 |
Pearl Buck アメリカ |
1945 |
Gabriela Mistral |
1966 |
Nelly Sachs |
1991 |
Nadine Gordimer |
1993 |
Toni Morrison |
1996 |
Wislawa Szymborska ポーランド |
2004 |
Elfriede Jelinek オーストリア |
次には、この一文。
Sie wird für "den musikalischen
Fluß von Stimmen und
Gegenstimmen in Romanen und Dramen, die mit einzigartiger sprachlicher Leidenschaft die Absurdität und zwingende Macht der sozialen Klischees enthüllen" ausgezeichnet.
長い単文ですが、構造は簡単。ドイツ語の受身形の文です。
Sie wird fuer " " ausgezeichnet.
彼女の受賞の理由が簡潔に、しかし凝縮されて述べられているのがこれ "
"。
"den musikalischen Fluß von Stimmen und Gegenstimmen in
Romanen und Dramen, die mit einzigartiger sprachlicher Leidenschaft die Absurdität und zwingende Macht der
sozialen
Klischees enthüllen"
先ずはこの部分。
den musikalischen Fluß von Stimmen und Gegenstimmen in
Romanen
und Dramen,
わたしなりに噛み砕いて大意を記すと、
「小説、戯曲の中では(読み進んでゆくうちに聞こえてくるであろう)複数の声、そしてそれらの声に対抗する別の声が音楽のように流れるように表現、描写されているということ、その文芸的創作技法に対して」
本当に”声”が聞こえてくるのですか、ちょっと聞いてみたい気もしますが、どんな声でしょう? 怖い声かも。実際に読んでみないと経験できません。(それでは、試しに読んでみようか、という気持になるかも)
次は続きの部分
die mit einzigartiger sprachlicher Leidenschaft die
Absurdität
und zwingende Macht der sozialen Klischees enthüllen
一番先にある die は関係代名詞で、その前にある Romanen und Dramen を先行詞とする。
これが”主語”のような立場、資格で、つづきの文へと繋がって行く。
”主語”が Romanen und Dramen ならば、
”述語”、動詞は何か、というと enthüllen 暴露する、暴く
この動詞の「目的語」は何か、というと die Absurdität und zwingende Macht der sozialen Klischees
社会的な決まり文句のバカバカしさ及びその(決まり文句が及ぼしてくる、または及ぼす)押し付けがましい権力
付加語的に記された、これは
mit einzigartiger sprachlicher Leidenschaft
彼女自身の中にある、言葉を使って何かを表現しようとする無比なる(類い稀なる)情熱を伴って、または情熱振りに
まとめてみると、
「彼女の小説、戯曲の中では(読み進んでゆくうちに聞こえてくるであろう)複数の声、そしてそれらの声に対抗する別の複数の声とが恰も音楽のように流れるかのように表現、描写されているということ、その創作技法を理由として賞を贈る」、と。
つまり、
”言葉で以って音楽を奏でているかのように表現できている”、書けているいう出来ばえ振りを受賞の理由にしている。
別言すると、音楽の流れを聞いているかのように作品が読める、ということですね。そして、その音楽というのは声のように聞こえ来る。一方からの声、そして他方かもその声に対抗するかのような別の声が聞こえてくる、ということですね、多分。
で、その小説や戯曲では何が表現されているかというと、彼女自身の中にある、言葉を使って何かを表現しようとする無比なる情熱さを以って、社会に流布する色々な決まり文句のバカバカしさ、または不条理性及びその押し付けがましい文句、その文句が作用する権力の実態を暴いている。
結構、反抗的であり、社会批判であり、革命的でもあるのでしょうか。
如何ですか、このドイツ語で書かれた受賞理由を、この筆者(日本人)の手によって噛み砕くように翻訳、試みました。
書き進んでいるうちに、今回は何故かドイツ語翻訳教室みたいになってしまいましたね。
以下では引き続き、「臨時英語翻訳講座」も続きます(笑)。
■■ ドイツ語新聞記事の日本語訳出(試訳、私訳)
ノーベル文学賞はエルフリーデ・イェリネクに
ストックホルム発
エルフリーデ・イェリネク(57)はオーストリア人女性として初めて今年のノーベル文学賞を授与されると、木曜日、スウェーデン王立科学アカデミーは発表した。受賞の理由は「その小説、戯曲の中では音楽のように流れる複数の声とそれらの声に対抗する別の声が文芸的創作技法でも以って表現、描写されているということ」である。その小説、戯曲では作者の無比なる情熱さを以って社会に流布する決まり文句のバカバカしさ、またその文句の押し付けがましい権力の実態を暴いている。
イェリネクはノーベル賞の歴史にあっては10番目の女性ノーベル文学賞受賞者である。 |
■■ ウェッブサイトから
日本の新聞ではどのように受賞したことについてどのように報道しているかとインターネットをちょっと散歩してみました。特に、受賞理由について、どのように表現しているのか、関心がありました。
受賞理由は、ドイツ語では上記の通りですが、英語で書かれた受賞理由でもあるのかと探してみました。
The Nobel Prize in Literature 2004
"for her musical flow of voices and counter-voices in
novels and
plays that with extraordinary linguistic zeal reveal the absurdity of society's cliches and their subjugating
power"
あなたならどう訳されます?
もう訳されているから訳さない?
じゃあ、どう訳されているのか、以下に見てみましょうか。
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イェリネク氏に文学賞 女性は8年ぶり (共同通信)
【ストックホルム7日共同】
スウェーデン・アカデミーは7日、2004年のノーベル文学賞を、オーストリアの女性作家エルフリーデ・イェリネク氏(57)に授与すると発表した。女性の文学賞受賞は1996年のポーランドのビスワワ・シンボルスカ氏以来。
授賞理由について「社会の月並みさと、それに追随する権力のばかばかしさを特別な文芸的熱意を持って小説や戯曲で描き、その中には音楽的な流れがある」と発表した。
代表作はベストセラーとなった1989年の小説「したい気分」のほか、映画化された小説「ピアニスト」など。
賞金は1000万クローナ(約1億5000万円)。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。
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共同通信社の訳し方について(私見、私的解釈)
「社会の月並みさと、それに追随する権力のばかばかしさを特別な文芸的熱意を持って小説や戯曲で描き、その中には音楽的な流れがある」
"for her musical flow of voices and counter-voices in
novels and plays that with extraordinary linguistic zeal reveal
を「特別な文芸的熱意を持って」と訳している。
the absurdity of society's cliches and their subjugating power" を
「社会の月並みさと、それに追随する権力のばかばかしさ」と訳していますが、実際、抽象的で具体的な意味が取りにくい、と感じられるのはわたしだけ?
subjugating powerを「追従する権力」と訳していますが、
subjugating とは寧ろ追従させる、相手に対して追従させる、といった意味のようにわたしには思われますが、、、、、、。
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<ノーベル文学賞>エルフリーデ・イェリネクさんが受賞
[毎日新聞10月7日]
【ロンドン小松浩】
スウェーデン・アカデミーは7日、04年のノーベル文学賞を、01年のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞映画「ピアニスト」の原作などで知られるオーストリアの女性作家、エルフリーデ・イェリネクさん(57)に贈ると発表した。同アカデミーは受賞理由を「並外れた言語的情熱を持った彼女の小説や脚本の音楽のような言葉の流れは、社会の既成概念や権力の不条理を暴いた」などとしている。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われ、賞金1000万クローネ(約1億5000万円)が贈られる。ノーベル文学賞を女性が受賞するのは、96年のビスワバ・シンボルスカさん(ポーランドの詩人)以来。
イェリネクさんは、1946年オーストリアで生まれ、ウィーンで育った。4歳からフランス語やバレー、ピアノ、オルガン、バイオリン、ギターなどを習った。父親はユダヤ系チェコ人の化学者で、ドイツ軍関係の施設で勤務していたため、強制収容所送りをまぬがれた。
ウィーン大学で演劇学と美術史を専攻するが、父の死や要求の多い母の教育志向に悩み、精神科医のセラピーを受ける。療法として文学の創作活動
に打ち込み、技法を凝らした長編小説や多数の戯曲を発表した。
89年発表の「したい気分」はベストセラーになった。98年にはドイツ最高の文学賞ビューヒナー賞を受賞。自伝的小説といわれる「ピアニスト」は、幼いころから母親に監視され続けた女性ピアノ教師が年下の生徒から求愛される物語で、暴力の支配下に置かれた人の疎外感を重層的に描いているのが作品の特徴といわれる。また、数々のラジオのシナリオや劇作での独白を多用する実験的手法でも知られる。
「したい気分」(鳥影社・ロゴス企画部)、「ピアニスト」(同)のほか、「トーテンアウベルク 屍(かばね)かさなる緑の山野」(三元社)の邦訳が出ている。
<イェリネク作品の翻訳もある熊田泰章・法政大教授の話>
ドイツ語圏では、ベストセラー作家でありながら、文学性も高く評価されており、ノーベル賞受賞も時間の問題と見られていた。親しみやすい文章だが、作品には緊張感があり、読みごたえがある。現代を生きる女性たちの苦闘をエキセントリックに描くことで、歯切れのよい社会批判を表現している。
.....................................................
毎日新聞社の訳し方について(私見、私的解釈)
「並外れた言語的情熱を持った彼女の小説や脚本の音楽のような言葉の流れは、社会の既成概念や権力の不条理を暴いた」
"for her musical flow of voices and counter-voices in
novels and
plays that with extraordinary linguistic zeal reveal the absurdity of society's cliches and their subjugating power"
voices and counter-voices
が訳されていない。
この日本語訳文の主語は「言葉の流れ」となっているが、原文での主語は「小説や脚本」になっているとわたしには読める。「言葉の流れ」と読めないこともないかもしれませんが。
日本語も頭でっかちで修飾関係がちょっと分かりづらい。
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(ロイター) ノーベル文学賞、オーストリアの女性小説家イェリネク氏に
[ストックホルム 7日 ロイター]スウェーデン王立アカデミーは7日、2004年のノーベル文学賞は、オーストリアの女性小説家・劇作家のエルフリーデ・イェリネク氏が受賞すると発表した。
[ 2004年10月7日21時25分 ]
.....................................................
ロイター社の訳し方について(私見、私的解釈)
まことに簡単、簡潔に受賞したという事実だけを報道。
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2004年のノーベル文学賞受賞の発表があったとき、ドイツのフランクフルトでは、ちょうど恒例の Buchmesseが開催中でした。アラブ世界からの本がテーマでした。当該出版社は急遽、彼女の著書を精一杯並べ始め
ました。
オーストリア国のマスメディアは、今までオーストリア人によるノーベル文学賞の受賞者がいなかったことが不思議だ、との論評、歴史的だ、と。
受賞ニュースが流れた後は、当然ながらご本人に対するインタビュー、ラジオ、テレビ。彼女の本を買い求める読者が書店を賑わせた、とか。
2004年10月13日、ローマのバチカンから、彼女の受賞を非難する、というのか彼女の本の全体的な雰囲気にちょっと否定的なコメントと言うのか、声明が出てきました。ローマからの一声。Rom hat gesprochen.
内容がカトリック教の教えに背くような内容、暴力性、卑猥性がある、ということらしい。カトリック教徒は読まないように、と言っているかのように聞こえ
ました。
読む読まないは読者の自由だと思いますが、
受賞理由どおりに作品が書かれているのか、ご自分で確かめてもよいかもしれません。
エルフリーデ・イェリネック の、入手可能な作品は以下の通りです。
ピアニスト 女の創造力 The Piano Teacher (英語)
したい気分 女の創造力 Lust (A Masks Title) (英語)
トーテンアウベルク―屍「かばね」かさなる緑の山野
Wonderful, Wonderful Times (Masks)(英語)
Women As Lovers (Masks) (英語)
本日、10月13日、今年、2005年のノーベル文学賞は、英国の戯曲家、 Harold
Pinter http://cnn.co.jp/showbiz/CNN200510130030.html
に決定と発表があった。
歴代の、ノーベル文学賞受賞者名
2005 Harold Pinter
2004 Elfriede Jelinek
2003 J.M. Coetzee
2002 Imre Kertész
2001 V.S. Naipaul
2000 Gao Xingjian
1999 Günter Grass
1998 José Saramago
1997 Dario Fo
1996 Wislawa Szymborska
1995 Seamus Heaney
1994 Kenzaburo Oe
1993 Toni Morrison
1992 Derek Walcott
1991 Nadine Gordimer
1990 Octavio Paz
1989 Camilo José Cela
1988 Naguib Mahfouz
1987 Joseph Brodsky
1986 Wole Soyinka
1985 Claude Simon
1984 Jaroslav Seifert
1983 William Golding
1982 Gabriel García Márquez
1981 Elias Canetti
1980 Czeslaw Milosz
1979 Odysseus Elytis
1978 Isaac Bashevis Singer
1977 Vicente Aleixandre
1976 Saul Bellow
1975 Eugenio Montale
1974 Eyvind Johnson, Harry Martinson
1973 Patrick White
1972 Heinrich Böll
1971 Pablo Neruda
1970 Alexandr Solzhenitsyn
1969 Samuel Beckett
1968 Yasunari Kawabata
1967 Miguel Angel Asturias
1966 Samuel Agnon, Nelly Sachs
1965 Mikhail Sholokhov
1964 Jean-Paul Sartre
1963 Giorgos Seferis
1962 John Steinbeck
1961 Ivo Andric
1960 Saint-John Perse
1959 Salvatore Quasimodo
1958 Boris Pasternak
1957 Albert Camus
1956 Juan Ramón Jiménez
1955 Halldór Laxness
1954 Ernest Hemingway
1953 Winston Churchill
1952 François Mauriac
1951 Pär Lagerkvist
1950 Bertrand Russell
1949 William Faulkner
1948 T.S. Eliot
1947 André Gide
1946 Hermann Hesse
1945 Gabriela Mistral
1944 Johannes V. Jensen
1943
1942
1941
1940
1939 Frans Eemil Sillanpää
1938 Pearl Buck
1937 Roger Martin du Gard
1936 Eugene O'Neill
1935
1934 Luigi Pirandello
1933 Ivan Bunin
1932 John Galsworthy
1931 Erik Axel Karlfeldt
1930 Sinclair Lewis
1929 Thomas Mann
1928 Sigrid Undset
1927 Henri Bergson
1926 Grazia Deledda
1925 George Bernard Shaw
1924 Wladyslaw Reymont
1923 William Butler Yeats
1922 Jacinto Benavente
1921 Anatole France
1920 Knut Hamsun
1919 Carl Spitteler
1918
1917 Karl Gjellerup, Henrik Pontoppidan
1916 Verner von Heidenstam
1915 Romain Rolland
1914
1913 Rabindranath Tagore
1912 Gerhart Hauptmann
1911 Maurice Maeterlinck
1910 Paul Heyse
1909 Selma Lagerlöf
1908 Rudolf Eucken
1907 Rudyard Kipling
1906 Giosuè Carducci
1905 Henryk Sienkiewicz
1904 Frédéric Mistral, José Echegaray
1903 Bjørnstjerne Bjørnson
1902 Theodor Mommsen
1901 Sully Prudhomme
出典: http://nobelprize.org/literature/laureates/index.html