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No.41 ■はじめてだった、ヨーロッパ(スウェーデン編)ひとり旅■

  19xx年10月21日(月)曇り

 

レストランの裏口では、つい先ほどまで挨拶が交わされていた。

God natt!

God natt!

そろそろ自分も帰ろう。誰に対してというわけではない、寧ろ自分に不満を抱いている。このまま未練がましく最後まで残っていても解消されるわけでない。もう直ぐ終わることになっているし、終わった後の混雑を避けたい。懇意でもない人たちと別れの挨拶をすることになぜか困惑を感じるし、それを避ける意味からも 、ぼく一人だけでひっそりと失礼しよう。




 ”God natt!
 

そんな言葉が交わされている直ぐ横をすり抜けるようにしてヒロは階下へと降りて行った。  

 

更衣室な中、スチームが全開になっていたのか、着替えている最中でも頭痛を催すかのような暖かさだった。 いや、そんな風に頭痛を感じたのも、それは飲み慣れていないアルコール飲料を腹一杯に飲んだ所為かもしれない。血液循環がとても活発だ。こめかみが激しく脈打っている。

 

 

*     *

早朝、午前三時ちょっと前、外の冷気に触れた。

その冷たい外気に触れると、そこはまた別の世界だった。街頭の電燈がそこだけ白く輝いて見える。背がとても高い道案内人が黙して立っているかのようだ。市内から郊外へと向ってこれからその下を一人で潜って行くのだ。

 

一人だけで歩き始めた。

路上、他に人影は見られない。自分自身の安全のために黄色いレインコートを 着込んでいる。他の人の注目が容易に得られるようになっている。でも道すがら白く輝く街灯だけがこれからはヒロの注意を惹こうとしているかのようであった。

 

昨朝、子供用の自転車に乗って、そこのレストランまでやって来た。でも今はこの足で歩いて帰って行く。乗って来た自転車はそのままビルの壁際に半ば放置 。不用意の滑走体験は一度だけでたくさんだ。

外へと出たら自転車に乗って帰って行く といった意思は始めから持ち合わせていなかった。帰りは歩いてゆく。自分に対して罰を課すかのように今、歩いて行くのだ。何も考えたくはなかった。不満な思いだけがどこまでも自分と一緒について来ているかのようだった。

スウェーデンにやって来ていた。

今、自分は何をしているのだろう。何を実現したいのか。

 

小雪。

風に吹かれて宙を舞っている。フードを被っていたが、時々、顔面に降り掛かる。この自分はフロアーの上で舞うこともなく、今、夜道を歩いている。ダンスをせずに帰ろうとしている。踊らなかった。踊れなかった。 踊らなかったのだ。 結論ははっきりと出てしまっている。

冷たい夜風である筈なのに少しも冷たさを感じない。気持良いくらいだ。まだ体中は火照っていた。少々飲み過ぎたのだ、と思っている。しかし、どうしようもない、とも思っている。 踊れないものは踊れない。いや、踊れる自分ではなかった。自分に出来ることといったら食べること、喋ること、そして飲むことしかなかった。今は諦めて家へと向って行くだけだ。

 

Fest が始まっていた。ローソクの光で照らし出されたテーブルの上には幾つもグラスが神秘的な光を反射していた。ヒロは自分のグラスを手にしながら、来る時間帯はグラスの中身をちびりちびりと何度も空にするのが自分の役目、義務なのだといった気持に傾いていた。椅子の背に寄り掛かるようにして、両足を組み、腰掛けていた。半袖のスポーツシャツの上に持参した丸首のスウェーターを着込んでの再登場であった。

暗いレストラン内の一隅、ダンスフロアーの前にテーブルが縦に三列。レストラン従業員たちだけの年二回催されるFest,フェスト。話し声、笑い声、絶え間なく聞こえ ていた。

ヒロは入口の片隅に遠慮深そうに腰掛けていた。

時々、上半身を半分に屈め、会場全体の様子を眺めるともなしに眺める。片手には大事そうに握られている グラス。いや、気が付いてみるとそれはコーヒーのカップであった。いつの間にか別のドリンクに手を染めているのであった。最初は観察者 を決め込んでいた。全体像がつかめない間は観察者に留まって、その間、飲むことでその場を持たせようと努めていた。

 

国道沿い、足取りは確かだ。道中の相棒は借りて来た仕事用の上着とズボンが入ったビニール袋を片手下げたものであった。足元の沿道は小雪の吹き溜まりとなっている。その上を、多分、足跡を確実に残しながら歩き続けるのだ。後を振り返ることはしない。パーティーは終わったのだ。ただ前へと歩みを重ねることに全神経を集中させていた。

真夜中の国道をたった一人きりで歩いて行く自分を意識している。動いているものはこの自分と、風と、雪と、そしてレストラン内ではまだダンス音楽が鳴り動いていることだろう。 車は一台も通らない。既に車が通った後である道路の中央線付近は街灯の光の下、黒く湿っぽく光っている。両脇は薄く覆われた雪で白く反射している。 もういい、もういい、何も考えまい。何も考えないで歩いてゆこう。しかし、悔やんでいる自分。踊らなかったのだ。踊らなかった。踊れなかった。

30分ほど歩き続けて、遠くに Lungvik のアパートが見え始めた。そこではシェルの家族たちも寝息を立てていることだろう。ダイダイ色の光がアパートの長方形を形取っている。 暗闇の中に遠く浮き上がって見える。

 

 

後から車が一台。

Fest が終わったのだろう。ヘッドライトが足元、前方を照らし出し、これからも進んで行く道がまだ先へと長く続くことを案内してくれているかのようだ。 直ぐに照明は消えてしまった。

 

街灯の照明もなくなっていた。

既に何度か自分の足でも歩いて往復している通い慣れた道路ではあるが、一寸先は文字通りの闇、そんな暗黒の中を目隠しされたかのように慎重に進んで行く。 いつもの通い慣れた道路の両側は森だ。森を切り開いて敷いた、この辺の道路、真っ暗、何も見えない、一歩、一歩、と足元を探るかのように少々不安な気持で見当を付けながら歩いて 行く。足を踏み外さないようにと気を使っている。

真夜中、午前三時半過ぎ、この時刻 、この道路を他に誰が前方を歩いているというのだろうか? 習慣の成せる業で道路脇を歩き続けていた。が、考えてみれば、車も殆ど通らない。何も遠慮して道路脇を歩く必要もない筈であった。 中央線付近を威張って歩み始めた。

 

レストラン内での出来事は、いや、いや、そのことについて思いを寄せるのはもうよそう! 自分にとってはもう終わったのだ。

闇夜のスウェーデンの中をただただ変らぬ歩調で歩き続けていた。動き続けているために体が温まっているのか。

家までの距離はまだ長い。しかし長いとも感じていなかった。ただただ歩き続けた。まるで自分に課した修行のようでもあった。歩き続けていれば着けるのである。

 

 

"Bonjour, Mademoiselle. Comment vas-tu?"

"Moi? Je vais tres bien, merci"

歩き続けながら、ヒロは架空の若い女性に話し掛け始めた。

実際に声に出して会話している。

誰もそばを通って行く人はいない。安心して声を出している。自分の声とは思えない響きだ。

黙々と歩き続けていく自分に飽き飽きしてきたのかもしれない。それとも人の声を聞きたかったのか。既に充分過ぎるほどに歩いていた 。しかし家にはまだ着いていない。遅かれ早かれ家に着くことに期待と希望を託しながら歩き続けてた。心が急くということはなかった。

 

 

午前四時二十分、ようやく家に着いた。

直ぐにベッドの上に横たわった。目を閉じた。寝入るのを待った。血液が頭の方へと脈を打ちながら流れている音がいつまでも聞こえている 。

疲れた。歩き疲れた。しかし、頭の中は冴え渡っていた。いつまでも。レストランを後にする前、自分の役割と義務 の続きを相変わらず果たすかのように、追加的にコーヒーを数杯飲んでしまった。疲れているのにどうして眠れないのだろう? 

ああ、コーヒー の所為か!?

長い一日はようやく終わろうとしていた。明日は来るのか。

 

 

*       *

その日の朝、自分もFest に参加しようという気持に傾いていた。 懇意にしている仕事仲間のモッドも来るということだし、彼女のためにも一緒に参加しよう。同じ仕事日には彼女のそばで一緒に食事をし、コーヒーを飲んで言葉を交し合って、そしてFest では彼女と一緒にダンスのお付合いも出来るだろう。皿洗い仕事に従事している女の子たちも参加する予定とのことだが、ヒロの関心は身近のモッドそしてアンネリーにあった。

一昨晩、土曜日の夜、仕事を終えて帰ろうとしたら、Fest の掲示の前に自分は立っていた。事務所の女性がそんな風に眺めている姿を見つけ近づいて来た。掲示の下の方には参加予定者が名前を記入するようにと紙が垂れ下がっている。

「あなたも明日来るでしょう? 名前を書かなければ、、、、」

彼女は自分のボールペンを取り出した。ヒロの名前を記入しようとした。

「わたしは明日、自分の名前を記入することができると思います」

ヒロは制止するかのようにすかさず言い放った。彼女はヒロの言ったことを理解したようだが、納得していないようだ。

「明日来るでしょう?」

「でも Fest にふさわしい衣装を持っていないので、、、、。こんな格好で参加できるのでしょうか?」

飽くまでも参加を留保するような姿勢を保とうとした。一方、年齢的に大先輩のご婦人はヒロが参加することを求めて止まない。 スウェーデンを体験できますよ、と言いたい風である。

「女の子たちも来るのよ」

皿洗いをしている若い女の子たちのことだろう。ご婦人の熱心さに負けてしまったかのように、そして彼女を安心させる意味で参加の返答をした。結局は自分も参加することになるだろう、とヒロは自分に言い聞かせていた。

スウェーデンでは全てが目新しい。今晩、午後11時から翌朝の午前3時まで、レストラン従業員たちだけの Fest が催される。顔を出しても損なことはないだろう。

 

 

 

*       *

その日の朝、 午前7時に目覚めた。

どのような服装で参加したら良いものだろうか、自分の姿を思い浮かべていた。気になっていた。上着と革靴を借りて、丸首のスウェーターは持参しよう。

自分用サイズの革靴は見出せなかった。上着とズボン、丸首のスウェーターだけが入ったビニール袋を子供用の自転車のハンドルに下げて走っていた。

まだ眠気が完全に抜け切っていなかったが、ペダルを踏む両足にもエンジンが次第に 掛かりフル回転となる。その日の仕事のためにと出勤中の自分ではあったが、仕事が終わった後のFest のことを思い遣りながらそれとなくこころの準備をしていた。

 

開店前のレストラン内、準備時間はいつものように一人で消化して行く。一汗を掻いた。コックたちはまだ現れない。でも今日は日曜日 の所為か、我らが 同じ裏方の一人、相棒のモッドは欠勤だった。彼女はFest にやってくるのだろうか? キッチン内の床清掃は自分一人に任された格好だった。

午前9時前、トーストとコーヒーの時間、黄色いバターとピーナツバターのような 茶色いバターをトーストに塗りつけ、それらを黙々と口に運んでいるヒロ。 例の事務所の女性だけが話している。ペルフーンが彼女の聞き役だ。

 

朝食の時間が終わりに近づいた頃、ヒロは思い出した。昨夜、仕事が終わって、国道を一人で歩いていたらモッドと彼女の夫、スーネが運転する車に拾われた。その事実を簡単にスウェーデン語の文章にして言って見た。 通じたのか、通じなかったのか、何の反応もなかった。二人ともそれぞれ立ち上がった。それぞれの仕事がそれぞれ一人一人を待っているのである。

 

 

意外や意外、ノルウェー娘がやって来たではないか! ちょっと信じられなかった。約一ヶ月ぶりに見る彼女。いや、面と向って見ようとはしなかった。ヒロが洗い物をしている直ぐ脇を沈黙したまま足音も立てずに奥へと入って行った。

姿が見えないノルウェー娘のことが 長らく気になっていたので、彼女の動静を知りたいと思っていた。好意を持っていたというわけではない。彼女は男性からの好意を受けるには余りにも選択が、好みが厳しいように思われた。でも彼女の動向を知りたいと思い続けていた。

いつか、インゲラに何気なく訊いてみた。

「ノルウェーの女の子、最近見た?」

「彼女なら水曜日の晩に来るわよ」

彼女はまだこのレストランで働いているのだ。ひとつ確認できた。土曜日の晩に来るかも知れない。そう期待した。しかし、その週の土曜日の晩、彼女は現れなかった。別の女の子が現れた。

 

*          *

女の子たちだけで小休止を取っている。いや、ペルフーンも加わっている。ノルウェー娘の流暢なスウェーデン語が聞こえてくる。ヒロは口笛を吹きながら洗い物の仕事を一人だけで頑張っている。モッドがいれば、仕事の手を休めて一緒に彼女たちとペルフーンが今そうであるように、女の子たちの間に腰を降ろしている筈なのだ。

自分ひとりだけが除外されているような気分だ。若い女の子たちと自分とはどうも上手い具合に行かない。ぎこちない。互いに敬遠し合ってしまう。彼女たちとは別々の休憩、小休止、昼食の時間を取るという結果になってしまっている。モッドがいない日はだから 文字通り仕事にやって来ている。仕事にやってきていても序にスウェーデン語を喋るということにはならない。口は殆ど閉ざされたままだ。

8月の下旬からこのレストランにヒロはいわば突然現れたのだった。すでに2ヶ月あまりの日々が費やされている。が、彼女たちと実のある話をしたことがまだ一度もない。互いに相手の存在を意識し過ぎてしまい、一緒に沈黙を分かち合っている 。

時々、休憩が一緒になるが、そんな時も困惑の時間が流れていく。最初の出会い方が拙かったのか。互いに何度も顔を見合すことがあった。でも双方から言葉が発せられない。ただ見合っているだけ。

そんな彼女たちとの不安定な関係の中に、今朝、ノルウェー娘が入ってきた。ノルウェー娘とは以前、個人的に、つまり二人きりで言葉を交わしたことがある。そんな日から今日まで約一ヶ月の空白が横たわっていた。彼女に会えるのはこのレストラン内でしかなかった。が、彼女が今朝、現れたことは偶然事 といえどもちょっと期待する心がまたも芽生えた。

日曜日の勤務、午後一時には一旦仕事を終えて、夕方、また午後6時から仕事を始めることになっていた。日曜日はいつも決まってそんな風に一日の仕事の割り振りが行われる。ヒロはシャワーを浴びた後、食事室に寝転がりにやって来た。夕方まで特別に何かをするということもない。寝転がって時間を潰すだけ 。そう決め込んでいた。

中ではペルフーンとユッタが向かい合って昼食後の語り合いをしていた。

「わたしはこれから寝転がるのです」

そう言いながら、二人のテーブルの横を通って、奥の長いソファーの上に仰向けになり、カニのように両足を引いて寝転がった。彼等二人だけの語り合いが静かに途切れ途切れに続 いている。ヒロは耳を澄まして聞くともなしに聞いているのだが、何にも理解できない。ラジオからは音楽が流れている。

そんな状態がどのくらい続いただろか。左側に少々傾き掛けているソファーの上に寝転がっていることが苦痛に感じ始め出した頃、聞こえよがしに足音を立てながら階段を登って来る誰か、二人、三人。彼女たちであった。昼食を取りにやってきたのだ。ノルウェー娘も一緒だ。彼女たちはペルフーン、ユッタのテーブルに合流した。

相変わらずソファーの上に寝転がったままのヒロ。彼女たちはノルウェー娘を先頭に、冗談を言い合いながら食べ合っている。賑やかさが突然、この食事室を襲った。

ペルフーンがノルウェー娘の語りに笑いで応じている。ユッタも時に、その可笑しさに笑いをこらえられず釣られて笑っているといった風である。

残念ながら彼女たちの語り、喋り合いさえもヒロには捕捉し難い。ヒロは同じ空間内に身を置きながらも、ここにあっても除外されたような苦い気分を口の中で味わっている。レストラン内、どこにいても、その日のヒロは一人であった。孤立感 を深めるばっかりであった。自分の存在を彼女たちに気付かせないようにと、そこにじっと寝転がり続けていた。黙したまま。

 

昼食と食後の喋り合いを制限時間一杯まで享受した彼女たちは席を立って、通い慣れた階段を降りて行った。ペルフーンは部屋を出る前に気を利かせてか、ラジオのスイッチを切りに近付いてきた。

静寂が室内に再び訪れた。壁時計、電気仕掛けのモーター音だけが聞こえる。ヒロは相変わらず寝転がったまま、手も足も思いも充分に伸ばすことが出来ないでいた。やり場のない不満 。どう表現すれば良いのか。表現することもなく飲み込んでいた。

暫くすると、階下から皿と皿がぶつかり合う音がここまで立ちの上ってきた。働き始めたのだ。ヒロは身動き一つしない。自分に何が出来よう? そのまま寝転がっているだけであった。

自分には何も出来ないのか。自分は何者だろう。旅を続けることのみに意義を見出しているような生き方、それが本来の自分の求めた生き方ではなかったのか。どうなのか。彼女たちは生活者だ。だから話が合わない? いや、 そうではない。まだ本当に話せたことがない。多分、考え過ぎるのだ。そして疲れていたのだ。一寝入りしようとした。が、別に眠くもないので寝入れない。

階下からは相変わらず皿の触れ合う音が聞こえ来ていた。ヒロの耳には何かを催促しているかのように思われる。彼女たちは今、働いている。生活が掛かっているのだ。一方、ヒロは時間 が来るのを待っている。でも寝転がって待っていることは退屈でしかなかった。

何か読もうか? ヘミングウェイのパリ生活を描写したスウェーデン語訳の著書がテーブルの上に一応置いてある。でも、読む気持はなかった。

起き上がって ラジオをつけた。そして序に寝転がる場所を替えてみた。固いベッドの上だ。ラクダ色の毛布に包まった。温い中で寝入ろうと努める。ラジオからは男の声が間断なく語り続けている。理解できない。面白くもない。眠れない。

いくつもある天窓の一つが開いているらしい。外からの隙間風が室内に侵入しているようだ。その音も神経を苛立たせる。

何もしないでいる。そのことから生ずる虚無的な退屈も飽和状態を疾うに通り過ぎてしまった。外は既に暗闇に包まれていることだろう。室内は煌々と蛍光灯が照っている。 目が痛むかのようだ。一層のこと、蛍光灯のスイッチも切ろうか。

 

午後5時半、ヒロは起き上がった。階下へと降りて行った。仕事だ。洗い物の仕事が待っている。いや、自分の方から仕事に向って行くのだ。今晩は午後10時までだ。そして、その一時間後には自分も参加することになっているFest が 始まる。

 

 

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